イクシュンシリの夏
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2005/08/18(木) 16:46:09
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かつて奥尻島はアイヌ語で「イクシュンシリ」と呼ばれていました。イクシュンとは向かい側、シリは島という意味だそうです。日本海に浮かぶ小さな島は自然豊かで四季折々美しい姿を見せてくれます。本州からの観光客にとってあまり人気がない離島ですがとっても好きです。多くの人に訪れてもらいたいと思う反面、利尻や礼文島のように団体ツアー客がたくさん訪れるようなメジャーな観光地になって欲しくないという思いが駆け抜け複雑な心境です。

日本海の荒波と潮風を受け長い時間の中でつくられてきた奇岩が立ち並ぶ奥尻の海岸。夏は荒々しい冬の日本海とは違った穏やかな海が広がります。そんな静かな島は南西沖地震という悲しい記憶があります。訪れて震災の傷跡と直面して心の底からこみあげる寂寞の思いでした。イクシュンシリの夏、それは私にとってこの夏一番の思い出です。

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