十勝三股駅/士幌線
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2005/07/16(土) 20:27:58
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昨年の夏、18年前に廃止された士幌線に沿って一部区間をポタリングしました。ルピナスの花々がとっても印象的です。

国道273号線に沿って走ると十勝三股駅があった集落を通過します。

十勝三股があった駅周辺は空地が広がり、初夏の頃は無限のルピナスと白樺の木々が印象的な光景と出会えます。

昭和30年代は林業の町として繁栄、1,000人以上の人々が暮らす大きな集落だった十勝三股。今は更地と化して民家や工場があった場所は何もない草原となっていました。

かつて林業で賑わった十勝三股の集落。今住んでいるのは2軒だけ。写真、左側に見える建物は2軒の内の一軒になる三股山荘。喫茶店&レストランになっています。

集落を散策すると古い建物がいくつか残されています。誰も住んでおらず倉庫として利用されている様子です。

林業で栄えた昭和前半、士幌線は昭和14年に十勝三股まで開業して木材を運ぶ鉄道路線として活躍してきました。いずれは三国峠を貫き上川町まで延長する構想もあったそうです。やがて、林業は衰退してその役割を失った鉄道。昭和53年には全国初となるバス代行運行に転換、昭和62年12月に士幌線全線が廃止されました。駅があったと思われる場所には小さな東屋があります。失われた鉄路や駅をいくつも訪れていますが、十勝三股駅は特に印象に残る感慨深い駅のひとつ。ルピナスの花咲く6月から7月に訪れるのか一番良い季節でしょう。

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